大切な人の結婚式を音楽で祝福できたら素敵ですよね。
しかし、それだけに選曲には頭を悩ますことになりそうです。
「数ある曲の中からいったい何を演奏すればいいのか…」
演奏できるレベルも考えながら決めるのは大変です。
今回は選曲のコツやおすすめしたい定番曲、有名曲から弾き方のコツまで紹介していきます。
目次
結婚式での選曲のコツ
結婚式での選曲は非常に重要ですので、かなり気を使う必要があります。
新郎新婦はもちろん、他のゲストの事も考え全体の雰囲気を大切にしましょう。
基本は誰もが知ってる有名曲が良い
知ってる曲と知らない曲を聞くのでは雰囲気が変わってきます。
せっかくピアノを演奏するので、皆様に楽しんでもらいたいですよね。
聞いたことがない曲だと戸惑ってしまうかもしれません。
誰もがうっとりしてしまう美しいメロディならいいですが、少し不安要素も残ります。
そうなるとやはり有名曲が安心です。
特にクラシックを弾く場合は、誰もが絶対知ってるような超有名曲がおすすめです。
有名曲、定番曲などおすすめの曲と弾き方のコツを紹介して行きます。
美女と野獣
まずは定番曲であるディズニーの名作「美女と野獣」からピアノソロ。
とてもロマンチックで美しい曲です。
弾き方のコツ
音数もそれほど多くなく、左右交互に弾くか所も多いので符読みはしやすいと思います。
流れるような、なめらかなレガートで弾くといいです。
ペダルも踏み変えながら音が濁らないように気をつけましょう。
途中、何度か転調し、記号が変わるので注意!
付点音符はしっかりリズムを感じて、音量のバランスに気をつけて、情感をこめて
演奏します。
ジュ・トゥ・ヴ/エリック・サティ
クラシックのおすすめ曲です。
「あなた欲しい」という意味のエリック・サティの有名曲です。
誰もが一度は耳にしたことのある優美なワルツです。
弾き方のコツ
和音が多く左手の跳躍が難しいです。
ですが、ゆったりとしたテンポなので何度も練習すればさほど難しくはありません。
全体的な難易度も高くないわりに弾き映えする曲で、演奏効果が高いのでおすすめです。
メロディーを歌いながら楽しんで演奏すれば、聴いている人にもきっと伝わります。
パッヘルベルのカノン│ジョージ・ウィンストンVer
パッヘルベルのカノンは編曲がたくさんあり、様々な難易度で弾ける汎用性の高い曲です。
中でもジョージ・ウィンストンVerはかなり弾きごたえのある編曲になっています。
少し難易度が上がりますが非常におすすめです。
弾き方のコツ
2分音符、4分音符、8分音符と主題のバリエーションは展開されていき、16分音符が出てきて少し忙しくなります。
ここはできるだけ粒を揃えて弾くこと。
左手の和音で1オクターブ以上離れる部分があるので、少しだけ弾きづらいですが練習すれば必ず出来ます。
終盤のトレモロは難しいのでしっかり練習しましょう。
美しい曲なので意識してメロディーを響かせるようにしたいですね。
ひまわりの約束/秦基博
非常にメロディアスな曲で、歌詞、メロディともに心に訴えてくるステキな曲です。
「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌としても有名ですね。
弾き方のコツ
♭♯など臨時記号がよく出てくるので、ポジションを確認しながら音をとっていきます。
繰り返し記号も多く出てくるので、次にどこへつながるのか確認しておきましょう。
間奏からさびに向かう前に徐々にクレッシェンドで盛り上げていき、さびは弱音で入るとめりはりが出て効果的です。
心の中で歌いながら演奏すると音の表現も豊かになると思います。
シューマン歌曲集「ミルテの花」
すみません、全く有名曲ではないのですが紹介したい一曲です。
これはシューマンが妻クララに捧げた曲を、クララがピアノ曲用に編曲したものです。
リスト編曲がよく弾かれますが、リストが技巧的で華やかな装飾を施しているのに比べ、こちらはシンプルな曲となっています。それだけに純粋な愛が感じられます。
クララ編曲の楽譜は手に入りにくいようですが、輸入盤ならあるようです。
主旋律を押さえ、さらに際立たせながら他の動きも求められるので、ピアノ経験者、中級~でないと難しいかもしれません。
結婚式に向けて練習を積むには価値のあるすばらしい曲です。
しかしこの曲はあまり有名ではなにので、参考程度収めていただければと思います
まとめ
ほんの一部のご紹介になりましたが、あまり暗いイメージにならない曲であれば、どんな曲でもいいと思います。
主役のお二人のイメージに合う曲がなにより1番いいですね。
難易度別に出ている楽譜もあるので、レベルに合うものを選ぶのがいいでしょう。
何より、結婚式の場で、生演奏を披露するというのは、最高の祝福の形だと思います。
緊張もするけれど、思いを込めて演奏すれば、きっと伝わるものがあるはずです。
思い出に残る素敵な結婚式にしましょう!
▼緊張を和らげる為にはこちらが参考になります。
コメントを残す